2022年7月8日金曜日

ままどおる★笑顔いっぱいママの味


福島県、白あんベースのお菓子 ままどおるの詳細です。

味・対象年齢・歴史など、お土産としてのスペックをレビューします。




ファーストインプレッション


ままどおる
三万石

三万石ウェブサイトより 

ずっと変わらない やさしい味わいのままどおる。 バターを使った生地でミルク味のあんを包み込んだ焼き菓子です。ままどおるはスペイン語で「お乳を飲む子」というイメージで付けられています。 三万石の代表銘菓としておなじみです。

福島県を代表する菓子メーカーの三万石から、ままどおる。

”ままどおる” というネーミング、ママとドール(人形)を合わせた造語なのかと思ったのですが、語源はまさかのスペイン語でした。

イメージということなので、おそらく闘牛士を意味する
マタドール(matador)をダジャレ的に
ままどおる(mamador)と名付けたと思われます。

味はミルク餡の焼き菓子となります。

名前・外装からは、福島県を連想するポイントは全くありません。



価格・成分・原材料 (2022/7月)


地域
福島県

誕生
1967年(昭和42)

価格 税込750円(6個入り)

日持ち(製造日から)
8日間

栄養成分表示
 1個当たり
熱   量   122kcal
たんぱく質   2.1g
脂   質   3.3g
炭水化物    21.1g
食塩相当量   0.04g
原材料
白生餡、砂糖、小麦粉、卵、バター、加糖れん乳、乳等を主要原料とする食品、水飴、ぶどう糖、寒梅粉、膨張剤、乳化剤(大豆由来)、香料、糊料(CMC)、着色料(ビタミンB2)
原材料の白生餡ですが、白生餡に砂糖を加えたものが ”白こしあん” になります。

アレルゲン
小麦・卵・乳成分・大豆



ギャラリー・感想












中にはたっぷりと餡がつまっています。

餡との間にわずかな空間があるので、皮が剥がれやすくできています。

皮と餡を別々で食べるという、いささか行儀の悪い食べ方も可能です。




小麦粉の皮に白餡の組み合わせ。

このジャンルには ”‎名菓ひよ子” (東京・福岡)など沢山の商品があり、ある意味激戦商品といえます。

これまで地元の製菓店が数え切れないほどの白餡饅頭を投入したことでしょう。

淘汰されずに残っているという事自体が、おのずと実力を証明しています。


バターの香りが漂う皮にはしっとり感があり、上質な手触り感があります。

硬派な和菓子に見られる硬さはなく、力を入れて握れば簡単にダメージが入る、デリケートな素材です。

中に入るあんにもまた、しっとり感があります。

割ってみると、その感触で白餡の上質感が伝わってくるようです。

柔らかくできた白餡はストレスなくはんぶんこにできました。


白餡の食感は滑らかでミルク感たっぷりです。

商品名に ”ミルク” の文字が入ってもおかしくない味なのですが、そこをこだわって ”まま” と表現しているようです。

やさしい甘さと相まって ”まま” という表現がぴったりな味と感じました。

廉価な和菓子のようなボソボソ感は一切ありません。


同じ白あんベースのひよ子の場合、原材料には乳製品的なものが一切入っていないので味は全く違います。
ひよ子の原材料
白餡(隠元豆)、砂糖、小麦粉、卵、還元水飴、麦芽糖、水飴、ブドウ糖、ソルビトール、膨張剤、着色料(ビタミンB2)

硬派な和菓子の ”ひよ子” に対し、洋風テイスト満載の ”ままどおる” といった感じです。



まとめ



バター風味の皮・ミルク感たっぷりの白餡と、一見すると子供・女性をターゲットとした商品に感じられるかもしれません。

しかし ”笑顔いっぱいママの味” 、という潜在意識に訴えかけるコンセプトもあり、童心に返った懐かしの味として幅広い年齢層に対応していると感じます。(ウェブサイトにてテレビCMが観れます)


商品名からは福島県を連想する事はできず、材料に地元の名産品が使われている訳でもないのですが、1967年の発売から地元民に長く親しまれた味はお土産として十分な地位を築いています。


東京都内アンテナショップでの人気も高く、薄皮饅頭と並び知名度の高い商品です。

地名や名産品を使わずに味だけで得た評価といえるので、まさに貰って喜ばれるお土産といえます。

価格的には1個あたり税込125円と人気焼き菓子としては平均的かと思います。







以上、

ままどおる』でした。



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