インプレッション
エキソンパイ
ウェブサイトより
パイ生地でくるみ入りのあんを包み込み、香ばしく焼き上げました。エキソンはフランス語の「盾」からイメージしています。発売以来のベストセラー商品です。
福島県三万石の人気商品、”エキソンパイ”。
パイと言えば身近な商品では、不二家のホームパイやロッテ・パイの実があります。
共通している部分はひと口サイズという所でしょうか?
パイ菓子はサクサクと香ばしい美味しさがある反面で、生地がポロポロとこぼれ易いというデメリットを持つお菓子です、大型化にはリスクが伴ってくるのでしょう。
このエキソンパイはそこそこの大きさがあります。
縦横約7cm、1個食べればそこそこの満足感が得られそうなサイズです。
サクサクと香ばしい生地を、こぼし散らかしながら食べる様はある意味パイの醍醐味と言えます。
時には童心に帰るのも良いかもしれません。
価格・成分・原材料 (2022/7月)
価格・成分・原材料 (2022/7月)
地域
福島県
誕生
1960年
価格 税込540円(3個入)
日持ち(製造日から)
8日間
栄養成分表示
1個45g当たり
熱 量 202kcalたんぱく質 1.4g脂 質 12.3g炭水化物 21.2g食塩相当量 0.22g
原材料
白生餡(国内製造)、バター、小麦粉、砂糖、くるみ、豚脂、液全卵、加糖卵黄(卵黄、砂糖)、牛乳、食塩、餅粉、食用くるみ油
アレルゲン
小麦・卵・乳成分・くるみ・豚肉
ギャラリー
約7cmx7cm
こうして見ると、”盾” というよりも肉厚な座布団のように見えます。
中にはくるみ入りのあんが入ります。
開封するとまずはバターの強い香りを感じます。
匂いからは和菓子的な要素は感じられず、パイ菓子そのものと言った印象です。
パイ生地の表面は、手が触れただけでポロポロ崩れるような状態ではありません。
パイの実のような固いサクサク感ではなく、しっとり感を持ったパイ生地となり噛み締めることで香ばしさが感じられます。
サクサク食感を出すために必死になっていない、どこか余裕が感じられる仕上がりです。
中からはくるみ入りの餡が顔を出し、ここではじめて和風を感じる事となります。
強いバター風味と餡の組み合わせ、あんバタートーストにも通じる美味しさがあります。
色味からすると小豆あんのようにも見えるのですが、原材料を見ると白生餡が使われています。
白いんげん豆を原料とし、白生餡に砂糖を加えると白餡となります。
薄っすらとブラウン色に染まっているのですが、これは中に入るくるみの影響ではないでしょうか?
このくるみの食感がエキソンパイのファイナルインパクトとなります。
パンなどでもそうなのですが、くるみが入る事によるインパクトについてはもはや説明する必要はないでしょう。
芳ばしいカリカリとした食感、くるみが入ればなんでも美味しくなります。
リスが必死にカリカリする理由が良くわかります。
このエキソンパイ…
・上質なパイ生地
・バター風味と餡のハーモニー
・くるみの芳ばしい食感
美味しさの仕掛けが何重にも隠された良質なお菓子と感じました。
レンジで加熱
パイと言えば、表面の生地がポロポロとこぼれ落ちる程のサクサク食感が特徴となります。
現代の包装技術では、出来立ての美味しさを極力損なわずにキープできていると思われます。
しかし、本当の出来立て状態で食べる事ができたならば、その美味しさは比べ物にならないでしょう。
出来立ての味を再現すべく電子レンジの力を借りてリメイクしてみました。
まずは中心部の温度をしっかりと上げる為に、30秒間加熱。
この時点でしなしなになってしまう事が予想される為、トースト機能を使い両面を炙ってサクサク食感を目指します。
電子レンジの設定
・500wで30秒間加熱
・トースト機能を使い、表裏の両面を各2分ロースト
完成しました。
見た目はほぼ変わっていません。
しかし、手に取ると明らかに異変が感じられます。
エキソンパイ全体が、バターと思われる油分に纏われています。
その油量は素手で触る事を躊躇してしまう程です。
半分にカットを試みたのですが、生地か柔らかくなってしまったので綺麗に切ることはできませんでした。
残念ながらサクサク食感とはならず、表面を炙った効果は余りみられませんでした。
サクサク状態に仕上げるには、表面が焦げるほどの火力が必要のようです。
味に関しては、甘さが飛躍的にアップしています。
お汁粉やあんまんなどの温製タイプのあんこ料理に見られる強い甘みです。
正直、そのまま食べた方美味しいと感じました。
常温でも十分にパイのサクサク食感が味わえますし、安定したベストな美味しさが感じられます。
まとめ
執筆時点でのエキソンパイの価格は、1個あたり税込180円となります。
リーズナブルなお土産品を探せば1個100円前後で購入が可能でしょう。
しかしエキソンパイのボリュームを考えれば、決して高い価格とは感じません。
100円のお菓子に対して2倍以上の満足感が得られます。
お土産品は基本的には自分で食べるものではないので、贈る相手への気持ちの問題となります。
リーズナブルなお土産品で済まそうと考えるのか?
または2倍の満足感を味わって欲しいと考えるのか?
その選択だと思います。
今回は三万石のベストセラー商品、エキソンパイの魅力を感じる事ができました。
この記事は旧式のMac Book Airで執筆をしています。
ライブ変換でエキソンパイと入力しようとするのですが、何度も”駅存廃”やら”液存廃”と誤変換してきます。
Appleの本拠地であるカリフォルニアのアップル・パークには、まだエキソンパイの名は届いていないようです。
以上、
世界的な活躍を期待したいお菓子
『エキソンパイ』でした。
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