平型に形成された、胡桃入りゆべしの詳細です。
知名度・味・対象年齢など、お土産としてのスペックをレビューします。
概要
味佳嵯
梵天丸
ウェブサイトから
和の「ゆべし」と洋の「さぶれ」の融合「ゆべし」「さぶれ」「くるみ」の美味しいハーモニー。もっちりしたゆべし、しっとりしたさぶれ、さくっとしたくるみの三つの食感が絶妙です。手を惜しまず、1枚毎にくるみをのせ、丁寧に焼き上げることで、美味しい梵天丸が出来あがります。
保存食から始まったとされる伝統菓子の ”ゆべし”、その歴史は古く全国各地で様々な形態が見受けられます。
東北地方では、伊達政宗の時代から携帯食として利用されていると言われ、宮城県の名物にもなっているお菓子です。
その歴史を表すかのような、貫禄のあるフォントが目を引く ”梵天丸(ぼんてんまる)”。
一般的にゆべしと言えばキューブ形状がイメージされるのですが、この梵天丸は焼菓子のような薄い円型をしています。
クッキーライクにアレンジされたゆべしが、どのような味わいとなっているのか?気になる所です。
製造メーカーの ”味佳嵯(ミカサ)” は、仙台市に拠点を置く株式会社リブインザモーメントのブランド名となります 。
同社では地元宮城県産の食材を使い、これまでにない斬新な和菓子の開発を積極に取り組んでいるようです。
商品スペック
2023/9月
産地
宮城県
価格
栄養成分表示
1枚あたり
熱 量 104kcalたんぱく質 1.8g脂 質 4.2g炭水化物 14.8g食塩相当量 0.2g
原材料
小麦粉(国内製造)、砂糖、マーガリン(乳成分を含む)、くるみ、砂糖結合水飴、水稲もち米、鶏卵、水飴、醤油(大豆・小麦を含む)、食塩/トレハロース、重曹、乳化剤、香料、カロチン色素
詳細
基本的にはゆべしで構成される本体。
柔らかい為かプラスチックのトレーにのせられています。
菓子本体からは、香ばしいクルミと小麦の香りが漂います。
かなり柔らかいのでクッキー的な雰囲気は少なく、全体としてはやはり ”ゆべし” の印象が強いです。
表面にはクラッシュされたクルミがちりばめられており、中々の量に感じられます。
商品によっては少量だけ使い、クルミ入りと銘打つケースもありますが、これだけの量が使われていれば十分でしょう。
”生サブレ” と表現されていますが、ソフトクッキーを更に柔らかくした印象です。
従って通常のサブレのイメージとは違い、簡単にぐんにゃりと折れ曲がります。
夏場は気温の為、より柔らかくなるので自力での直立は難しく、手で持つと垂れ下がってしまいます。
引っ張ると、びろ〜んと伸びていきます。
ゆべしの特徴である、柔らかい特性は損なわれてはいません。
味わいとしては、ソフトな食感で程よい甘さのゆべしの中に、芳ばしいクルミのアクセントが効いています。
サブレの特徴と言えば、バター風味にサクサクと軽い口当たりなのですが、この商品に関しては全く当てはまりません。
あくまでも ”ゆべし” の延長線上と考えた方が良いでしょう。
クッキー感は薄いですが、やや毛色の違うクルミゆべしとして美味しく頂く事ができました。
まとめ
お土産品として大事なポイントと言えば、商品の持つインパクトとなります。
その点ソフトタイプの焼き菓子となればその数は圧倒的に少なく、強い個性が感じられる所です。
しかしこの梵天丸、生サブレというカテゴリーを謳ってはいますが、ほぼ(変形的な)ゆべしと考えて良いかと思います。
かなり柔らかいのでクッキー的な要素は薄く、もう少しサックとした食感があれば新鮮味もあったのですが。
ですが決してクオリティーが低い訳ではなく、食べ易いカジュアルな ”ゆべし” として商品力は高いと思います。
芳ばしいクルミとゆべしの組み合わせは、クッキーや煎餅にはない美味しさが感じられました。
格式ばらずに、歴史あるゆべしと触れ合うには最適な商品と感じます。
以上、
ゆべし生さぶれ
『梵天丸』でした。
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