2023年5月21日日曜日

柏屋 薄皮饅頭 深掘りレビュー

全国的な知名度を持つ薄皮饅頭ですが、普段あまり饅頭を食べない洋菓子派目線から深掘り調査しました。


柏屋・薄皮饅頭の詳細です。

目次
 概要
 商品スペック
 ・産地
 ・価格
 ・栄養成分
 ・原材料
 詳細
 まとめ



概要


柏屋
薄皮饅頭

ウェブサイトから

厳選された小豆と、柏屋の技術と職人の技から、柏屋のおいしい餡は生まれます。
創業以来ご愛顧いただいている「こしあん」は、上品でなめらか、口どけのよさとさらっとした甘味が身上です。 

日本三大まんじゅうのひとつ ”薄皮饅頭” 、まだ未食の方も一度はその名を耳にした事があるかと思います。

福島県郡山市に拠点を置く柏屋で作られており、誕生が1852年という事なので既に170年以上のヒストリーを持ちます。

その長い歴史を物語るエビデンスと言えば、柏屋開成店に隣接する萬寿神社の存在です。

境内には子宝・家内安全・長寿を祈願する事ができる、饅頭の形をした ”願掛け萬寿石” もあり、饅頭ファンならば一度は訪れたいパワースポットとなっています。

味に関しても決して妥協をしない数々のエピソードが語られているのですが、先入観に捉われる事なく薄皮饅頭の味を深掘りしていきます。



商品スペック


2023/5月

産地

福島県

価格

税込140円(1個)

栄養成分表示

1個当たり 

熱   量   96kcal
たんぱく質   2.8g
脂   質   0.0g
炭水化物    23.6g
食塩相当量   0.09g

原材料

小豆(国產)、砂糖、小麦粉、食塩/グリシン、膨脹剂、(一部に小麦を含む)



詳細



粒あん・こしあん・宇治抹茶とバリエーションを持つ薄皮饅頭。

包装には丁寧に ”こしあん” と表示がされます。


現時点で1個当たり税込140円と決して安い価格ではありません。

個別の包装は密封型ではなく薄いビニールで優しく包まれています。

今回頂いたものは5個入りで密封された、スマートパックと呼ばれるものです。


触れると破れそうな皮からは、ほんのりと甘い香りが漂います。


大きさは直径約5.5cm高さ約3cmと小ぶりなサイズです。


薄皮饅頭の最大の特徴と言えば極薄レベルの皮となるのですが、その影響でしょうか?

本体はデリケートなほど柔らかく、取り扱いにも気を使います。


半分に割って断面をみると、そこそこ皮の厚みがあるようにも感じます。


よく見ると何重にも重ねられた薄皮が、割った事で広がった為に厚く見えていました。

薄皮ながらフワフワとした柔らかい食感なのですが、これはエアーが入ったこの層のおかげのようです。

モチモチとした食感もあり、この皮だけでも質の良さがわかります。


中に入るアンコからは見て取れるほどの水分があり、しっとりを超えて瑞々しいような味わいがあります。

とろけるような滑らかさがあるので、場合によっては物足りなく感じてしまうほどです。

皮に対してアンコの配分が多いのですが、甘過ぎないのでくどい印象はなく2個3個と食べれてしまいます。

ほんのりと黒糖のようなコクも感じられ奥深い味と感じました。


薄い皮の中に小豆餡が入る構成となり、饅頭としては何ら目新しい部分はないとも言えます。

しかし、汎用饅頭のようなボソボソした雑な味わいは一切感じられず、皮・餡と高いレベルのクオリティーが感じられました。



まとめ



特産物にフューチャーしたお土産品にみられるような、味は二の次と言った要素は感じられず小ぶりながら質の良い美味しさが堪能できました。

個人的にはあまり饅頭を食べる事がなく、薄皮饅頭に対しても皮が薄くアンコの配分が多いという部分が受けているのかな?という位の認識でした。

しかし皮・餡ともにレベルが高く、これを味わってしまうと他の饅頭では満足できないのでは?という美味しさでした。

今回ベストセラー饅頭の魅力を垣間見る事ができましたが、二度三度と味わうたびに新たな美味しさが発見できそうです。

歴史と味が高いレベルで両立した商品、お土産品として何度でも活用したい饅頭です。



以上、
薄皮饅頭』でした。

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