福島県郡山市に拠点を置く かんのや製、ゆべし生地が使われた和菓子の詳細です。
モチモチとした食感が特徴の ”ゆべし” ですが、漢字では柚餅子と表され本来は柚子(ゆず)を使ったお菓子となります。
この ”家伝ゆべし” では柚子は使われておらず、アンコと組み合わされた商品となります。
概要
かんのや
家伝ゆべし
ウェブサイトから
かんのやの「家伝ゆべし」は薄く伸ばしたゆべし生地の中央にあんを置き、三方をつまんで包み込み蒸しあげたお菓子です
創業から100年以上の歴史を持つ ”株式会社かんの屋” 。
当時城下町として発展した三春にて、柚餅子作りを始めたのが起源となります。
現在では餅菓子からサブレーまで様々なお菓子を扱っており、郡山市を代表する老舗メーカーという位置付けです。
この家伝ゆべしは、柚餅子生地とこし餡が組み合わされた蒸し菓子となり、長い歴史を持つ ”かんのや” の看板商品となります。
商品形態としては、袋入り6個から箱入り36個品まで幅広く選ぶ事ができるユーザーフレンドリーな和菓子となっています。
商品スペック
2023/12月
産地
福島県
価格
栄養成分表示
1個(33g)あたり
熱 量 81kcalたんぱく質 1.0g脂 質 0.1g炭水化物 19g食塩相当量 0.2g
原材料
砂糖(国内製造)、上新粉、こし餡(小豆、砂糖、還元水飴)、醤油、イソマルトオリゴ糖、澱粉、けしの実、食塩/膨張剤、(一部に小麦・大豆を含む)
詳細
乾燥剤と共に封入された ゆべし、ズッシリと中々の重みが感じられます。
2個で小分けパッケージングされているので、6個商品の場合これが3セット入る事になります。
使われているプラケースは切り離しができるので、1個づつシェアする事も可能です。
テカリのあるゆべし表面は柔らかく、強目のベタつきが感じられます。
それだけに素手で扱うとなれば苦労しそうですが、前述した切り離せるプラケースが活躍してくれます。
この独特の三角形フォルムは、鶴が翼を広げた様子をイメージしたものだそうです。
側面
本体からは芳ばしい香りが漂うのですが、表面に白くまぶされている物は胡麻ではなく、ケシの実が使われています。
善玉コレステロールを増やしてくれるというケシの実、有名所ではアンパンの表面に使われています。
裏面
目立たない底部ですが、ひっそりと家紋が形取られています。
些細な事かもしれませんが、この辺りの細かいコダワリからは丁寧な仕事ぶりが垣間見えてきます。
皮を展開してみましたが、中には瑞々しいアンコが収められています。
豊富な水分量を含んでいる事が目視でもわかり、乾燥とは無縁の新鮮さが確認できました。
食べてまず感じる所は、その柔らかい食感となります。
ゆべし生地なのでモチモチとしているのは当然なのですが、さらに表面がつるんとしているので、柔らかさと共に心地よい舌触りも感じられます。
餅のような食感を持ちながらも噛み切れやすく、必要以上に伸びる事がないので食べ易い一面も持っていました。
中に入るこし餡は滑らかでほんのりとしたコクが感じられます。
強すぎない上品な甘さで皮とのバランスが取られており、この辺りは老舗店の歴史が感じられる所です。
香ばしいケシの実もアクセントとしてしっかり機能しており、レベルの高い味わいが感じられました。
基本構成としては、ほんのりとした醤油風味のゆべし皮の中に、滑らかなこし餡が入ります。
まとめ
基本構成としては、ほんのりとした醤油風味のゆべし皮の中に、滑らかなこし餡が入ります。
そして、アクセントとしてケシの実がまぶされており、香ばしさが演出されていました。
内容に関しても、モチモチとしたゆべし皮に瑞々しいこし餡と、クオリティーの光る味わいでした。
甘さのバランスも良く、老舗店のノウハウが詰まった上品な美味しさという印象です。
ゆべし生地に伝統の味が織り込まれた和菓子、一度は試しておきたい商品です。
以上、
『家伝ゆべし』でした。
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